少年野球の指導法!子供たちが楽しみながら学べる3つのポイント

少年野球

子供たちに野球を好きになってもらうにはどうしたらいいのでしょうか?
効率的に上達させるためのコツや指導法は何かあるのでしょうか?

この記事では、こうした疑問を解決します。

小学生に対して、野球のルールやチームワークの大切さなど、技術以外のことも教える必要があり、悩んでいる方も多いと思います。

ここでは、少年野球を指導する際に「重要な教え方3つ」を紹介します

指導法次第で子供たちは大きく変わることがあるので、ぜひ参考にしてください。

 

子供たちが楽しみながら野球を学べる3つのポイント

基本は「野球を楽しむこと」

子供を指導するのは本当に難しいですよね。

私も少年野球を6年間やっていましたが、当時の監督やコーチが非常に厳しく、5年生の時には練習に行くのが嫌で無断で休んだことがあります。

その結果、監督が自宅まで来て、無理やりグラウンドに連れて行かれました(笑)。

今では良い思い出ですが、当時は恐怖心が芽生え、野球が嫌いになりかけたこともあります。

私は子供たちにそんな思いをさせたくありませんし、今の時代には厳しい練習は合わないと考えています。

「野球は楽しい!」これが一番大事です。

技術練習は正直なところ、二の次で構いません。

高いレベルで野球をやりたいのであれば、NPBジュニアチームなどのセレクションを受けて合格すれば良いのです。

少年野球の大半は地元の小学校で行われています。

学年に関係なく、まずは純粋に野球が楽しいものだと感じる体験を最優先にするべきです

子供たちが楽しんでワクワクできるチーム作りをすれば、メンバーが友達を誘って一緒に野球をする仲間が増えるかもしれません。

子供たちが友達を誘いたくなるような楽しい時間を心がけましょう。

では、「どうやって野球を楽しい時間にすればいいのか?」という部分を見ていきましょう!

 

 

肯定と承認の環境を整え、ゲーム感覚を取り入れる

野球を楽しんでもらうためには、子供たちが肯定され、承認される環境が不可欠です。

しかし、次のような意見もあるかもしれません。

・野球を楽しむには勝つことが重要だ
・勝利の喜びが最高の瞬間だ
・勝つためには厳しい指導が必要だ

これらの意見も一理ありますが、ここで考えてほしいのは、大人が高圧的な態度で子供たちを抑え込んでいないかということです。

私が小学生の頃は、監督やコーチの言うことが絶対でした。

素直な子供たちに自分の考えを一方的に押し付けていないでしょうか?

選手一人一人の能力や体格は異なります。希望するポジションも、性格もそれぞれ違います。

子供たちとしっかり会話をし、コミュニケーションを取って、彼らが何を考えているのかを知ることが非常に重要です。

・打撃が好きでホームランを打ちたい子なのか?
・ピッチャーをやりたい子なのか?
・守備が好きな子なのか?

こうした選手一人一人の思いを聞いてあげましょう。

その上で、「〇〇君は打撃もすごいけど、守備の方がもっと上手くなれるし、チームのためにもなるからショートのポジションを任せたい」と言えば、子供でも責任感が芽生え、意欲的に自分の長所を伸ばしてくれます。

さらに、ゲーム感覚を取り入れることで楽しさが一気にアップします。

例えば、

・ベースランニングでは、A・Bチームに分けてタイムを競わせる
・バッティング練習ではどれだけ遠くに飛ばせるか飛距離を競わせる
・守備では何回連続でエラーなしで回せるかをコーチも一緒に数える

このように練習にゲーム感覚を取り入れると、子供たちは楽しみながら技術を向上させることができます。

 

絶対に避けるべきこと

失敗やミスを怒ったり責めたりすることは絶対に避けるべきです。これをしてしまうと、子供たちは「怒られないための野球」をするようになります。

これは全く楽しくありません。監督やコーチの顔色をうかがうようになり、大事な試合では萎縮して本来の力を発揮できなくなります。

楽しくない野球は好きになれず、結果的に上達しないため、最悪の場合野球を辞めてしまうことにもなりかねません。

まとめると、

・子供たちの声にしっかり耳を傾け、肯定と承認の空間を作る
・練習にゲーム感覚を取り入れて楽しさをアップさせる
・大人のエゴで怒ったり押さえつけたりしない

野球はチーム全員でするものです。全員が主役になれるように指導することが、指導者の役割です

 

自発的に考え、行動できる環境を作る

好きなことや楽しいことをしているときに、自分から上手くなりたいと思って取り組んだ経験はありませんか?

最終的には、厳しい技術指導やスパルタ的な練習よりも、自分から上手くなりたいという気持ちを引き出すことが成長に大きく影響します

この気持ちを持たせることが、指導者の腕の見せ所です。

厳しい根性論や怒鳴り散らすような練習では、誰も取り組みたいとは思いません。

もちろん、監督やコーチは友達ではないので、適度な距離感は必要ですが、怖くて質問すらできない環境では、チームはうまく機能しません。

少年野球の指導者は、子供たちがいつでも質問しやすい環境を作ることが重要です

 

まとめ

野球人口の減少が指摘されてから、かなりの年月が経ちました。

最近では、子供たちの選択肢が増え、かつてのように男の子が野球かサッカーの二択をする時代ではなくなっています。

だからこそ、今の時代に合った野球をやりたくなるようなチーム作りが必要です。

「認めて、褒めて、励まし、勇気づける」といった指導法を取り入れるために、ポルテベースボールスクールなどでプロの指導法を学ぶのも良いでしょう。

少年野球の監督やコーチも、野球が大好きで、子供たちに野球を好きになってほしい、上手くなってほしいと願っているはずです。

未来ある子供たちを、大人の力でしっかり支えていきましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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