プロ野球選手へのステップアップ!オリックスバファローズジュニアに加入するためには?

少年野球
オリックスバファローズジュニアに加入する方法とは?
さらなるレベルアップを目指す人に、ぜひ挑戦してほしい内容です!
2005年に始まったNPBジュニアトーナメントをきっかけに、NPB12球団のジュニアチームが結成されました。
オリックスバファローズジュニアは、その中でも日本でトップクラスの少年野球チームとして知られており、ここでプレーすることがプロ野球選手を目指すための重要なステップとなっています。
この記事では、競争率が非常に高いオリックスバファローズジュニアに加入する方法について詳しく解説します。
<この記事で分かること>
●オリックスバファローズジュニアとはどんなチームか?
●選考の内容と合格のポイント
●ジュニアチームに入るために必要なスキルと合格率
●NPBジュニアチームでプレーすることのメリットとデメリット

オリックスバファローズジュニアとは?

●監督: 小川博文
●コーチ: 塩崎真、吉田直喜
●選考倍率: 約100人中3人が合格
●優勝実績: 1回(2007年)
●輩出選手:
・森友哉(オリックス)
・九鬼隆平(ソフトバンク)
・藤原恭大(ロッテ)
・来田涼斗(オリックス)
オリックスバファローズジュニアは、現在パ・リーグ3連覇中のオリックスバファローズのジュニアチームです。
関西地区の野球レベルの高さを反映したチームで、選ばれることは非常に難しいですが、選手にとっては大きな自信となり、将来の進路にも好影響を与えるでしょう。
挑戦する価値は十分にありますので、次に選考内容や合格基準を見ていきましょう。

選考内容

オリックスバファローズジュニアの選考は、他の球団とは異なる特有のシステムが採用されています。
オリックスバファローズジュニアに選ばれるためには、まず「オリックス・バファローズCUP少年少女野球軟式大会」に参加する必要があります。
この大会に出場した選手の中から、運営団体の推薦を基に、9月中旬に行われるセレクションで選手が選抜されます。
ただし、この大会に参加すると、阪神タイガースジュニアのセレクションには参加できなくなるため、どちらのジュニアチームを目指すかを慎重に考える必要があります
この大会には、大阪府および兵庫県内の少年軟式野球チームが参加可能です。
まず、各県で予選が行われ、優勝チームが決定した後、近畿地区全体で決勝トーナメントが開催され、近畿No.1のチームが選ばれます。
オリックスバファローズジュニアのセレクションは、チームとして大会に出場し、そこで推薦された選手だけがセレクションに進めるシステムです。
他の球団では個人応募が可能な場合も多いため、オリックスジュニアの選考方法は異なる点に注意が必要です。

バファローズジュニアに入るために必要なスキル

NPBジュニアチームに入るためには、以下の基準のうち一つでもクリアすることが求められます。
●球速:100km/h以上
●50m走:7.5秒以下
●遠投:60m以上
●特筆すべき能力:特に優れた飛距離、ミート力、または速球
これらはすべて、小学6年生の平均をはるかに超える数字です。
参考までに、小学6年生の平均データは以下の通りです。
●球速:90km/h
●50m走:8.79秒
●遠投:50m
NPBジュニアチームは、1チームあたり16名という狭き門です。
プロ野球選手になるためには、ある特定の分野で他を圧倒する力を持つことが重要です。
例えば、圧倒的な速球、飛距離、守備力、走力など、総合力よりも特定の分野で120点を取れる選手がプロの世界で成功しています。
自分の強みを分析し、球速や打球速度を数値化して、トップクラスの選手と比較することが最初のステップです。

NPBジュニアチームで野球をするメリットとデメリット

メリット

● 最高の環境でさらなるレベルアップが可能
オリックスバファローズジュニアに選ばれた時点で、すでに高いレベルに達していますが、同じように高い実力を持つ仲間やライバルと切磋琢磨することで、さらなる成長が期待できます。
ジュニアトーナメントは日本でも最もハイレベルな少年野球大会であり、ここでプレーすることで自分の限界を引き上げ、視野を広げることができるでしょう。
さらに、大会は神宮球場や横浜スタジアムといったプロの試合が行われる球場で実施されるため、小学生でありながらプロの舞台でプレーするという貴重な経験を積むことができます。
● 元プロ野球選手からの直接指導
バファローズジュニアの監督やコーチは、全員が元オリックスの選手です。
引退して間もない元プロ選手から技術面だけでなく、戦術やメンタル面まで直接指導を受けることができるのは、非常に貴重な機会です。
プロ選手が実際にどのように考え、どのような戦略で野球をプレーしているのかを学べるこの環境は、小学生にとって大きな財産となります。
● 将来の野球キャリアに有利な環境
ジュニアトーナメントに参加することは、プロ球団に直接自分の存在をアピールする大きなチャンスです。
ジュニアトーナメントが開始される前は、全国大会で目立つような活躍をしても、プロの目に留まることは難しかったですが、今ではトーナメントを通じて自分を売り込み、スカウトのリストに載る可能性があります。
また、大会はYouTubeやスカパーで中継されるなど、他の少年野球大会と比べても異例の注目を集めています。
このような経験を積んだ選手は、将来の進路においても有利になることが多く、強豪チームやシニアリーグからも引き合いがあります。

デメリット

● 遠方からの通学負担が大きい
バファローズジュニアの活動は主に関西地区で行われるため、遠方から通う選手にとっては、毎週末の練習や試合への移動が大きな負担になります。
親御さんにとっても、長距離の送迎は時間や体力の面で厳しいものがあり、家庭全体にとっても挑戦となります。
● 交通費や遠征費がかかる
練習や試合への交通費は自己負担であり、特に遠方から通う場合は大きな出費が発生します。
大会が行われる神宮球場や横浜スタジアムへの遠征にかかる費用は、選手分は球団が負担しますが、応援に行く家族の交通費や宿泊費は全て自己負担です。
遠方から参加する家庭にとっては、金銭的な負担が大きくなる可能性があります。

まとめ

オリックスバファローズジュニアに加入することは、プロ野球選手を目指す少年にとって大きなステップアップの機会です。
選考倍率は非常に高く、求められるスキルも厳しいですが、元プロ選手からの直接指導や、日本最高レベルの大会でのプレー経験は、選手の成長に大きく寄与します。
ただし、遠方からの通学や金銭的負担といった課題もあるため、家庭のサポートが不可欠です。
これらの課題を乗り越え、バファローズジュニアでの経験を積むことができれば、選手としての自信や将来のキャリアにおいて大きなメリットを得ることができるでしょう。
プロを目指す少年には、挑戦する価値が十分にあると言えます。
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