【少年野球】マウンドを使わないピッチングのリスクとは?

少年野球

小学生がピッチング練習をする際、マウンドの有無が重要です。

もし近くにマウンドがない場合、どうすれば良いのでしょうか?

この記事では、以下の点について詳しく説明します。

・マウンドを使うことの重要性
・小学生に推奨するピッチング練習法
・ピッチング練習に必要なアイテム

それぞれについて、具体的に解説していきます。

 

ピッチング練習にマウンドが不可欠な理由

マウンドのない環境が少年野球に及ぼす影響

少年野球のチームがよく小学校のグラウンドや河川敷で練習する場合、これらの場所にはマウンドがないことが多いです。

しかし、選手が中学に進学すると、ほぼ全ての環境でマウンドが設置されていることが一般的です。

マウンドからのピッチングが適切なフォームを保持し、怪我のリスクを減らすために重要です。

マウンドがないと、選手は肩や肘に過度の負担がかかり、怪我をしやすくなります。

そのため、少年野球の段階からマウンドでの練習を取り入れることが望ましいですが、現在の野球環境ではマウンドの設備が十分ではありません。

中学以降も野球を続ける予定の選手は、早い段階でマウンドでの練習を開始するべきです。

この記事では、マウンドの重要性についてさらに詳しく解説していきます。

 

マウンド不在が引き起こす肩と肘の怪我

なぜマウンドがないと肩や肘の怪我が増えるのでしょうか?

野球のピッチングは本来、高い位置から低い位置へとボールを投げ下ろす動作が基本です。

マウンドがない場合、この自然な動作が妨げられ、選手は無理な姿勢でボールを投げることになります。

これにより、肩や肘に不自然な負担がかかり、怪我のリスクが高まります。

例えば、ソフトボールはマウンドがなく、投手は下から上へとボールを投げます。

これは野球とは異なる投球スタイルであり、マウンドの有無がもたらすリスクを理解する一例です。

 

小学生向けピッチング練習のオススメ方法

過度な投げ込みは控えよう

小学生がピッチング練習をする際は、一回あたり30球から50球を目安にしましょう。

「30分間ずっと投げ続けろ」というような指示は避けてください。

練習の目的をしっかりと理解させ、無駄な投げ込みによる怪我や故障を避けることが大切です。

ピッチング練習はただ上手くボールを投げるためだけではなく、実際の試合で打者を抑えるための準備が目的です。

試合で活かせなければ、その練習に意味はありません。

 

試合を想定した練習の実施

ピッチング練習は、実際の試合の状況を頭に描きながら行うことが重要です。

以下の点を意識してください。

・対戦するバッターは何番目か
・対戦バッターは右打者か左打者か
・ベースにランナーは存在するか
・アウトカウントは何か
・試合の進行段階はどうか

これらの要素を踏まえ、ピッチャーは試合の流れに応じて臨機応変に対応する必要があります。

親やコーチは、技術指導だけでなく、実際の試合に即した練習が行えるようにサポートすることが必要です。

 

少年野球のピッチング練習に必要なアイテム

移動式ピッチャーマウンド

どこでも設置可能なこの移動式ピッチャーマウンドは、練習環境を格段に向上させます。

価格はやや高いですが、チームが一つ持っておくと非常に便利です。

特に、上級学年の5年生や6年生の選手たちには、このマウンドを使って練習してもらいたいです。

それにより、肩や肘への負担を軽減することが可能になります。

 

 

ピッチャー用ホームベース

ピッチングには明確な目標が必要で、そのためにホームベースは欠かせません。

ホームベースがないと、投球の正確さを高めるのが難しくなるため、ホームベースは必須アイテムです。

 

練習用ピッチングネット

ピッチングネットがあれば、一人でも効果的に練習が可能です。

チームの練習がない週末でも自宅でトレーニングを行うことができ、大変便利です。

さらに、このネットはピッチングの練習だけでなく、ティー打撃の練習にも利用できるため、非常にコストパフォーマンスが良いと言えます。

 

まとめ

少年野球での活動は子供たちの成長に重要な役割を果たします。

その期間中、無理な投球フォームや過剰な投球が原因で肩や肘を痛めることがないよう、注意が必要です。

少年野球の6年間のみならず、それ以上に野球を続けることを考えている場合には、小学生のうちからマウンドでの練習を始めることが推奨されます。

これにより、中学生になったときのマウンドへの適応もスムーズに行え、選手としての未来が一層明るくなります。

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